【9割が知らない】間違ったヘアオイルの使い方とタイミング
こんにちは!くせ毛マイスターのっちです!
東京表参道(月1で大阪に出張)にて『くせ毛専門美容師』をしています。
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皆さんはヘアオイルにどんな印象を持っていますか?
ミルク、クリーム、ワックスなど色々な基材があるヘアプロダクトの中で、ダントツ人気なのがヘアオイル。
その人気の秘密は使いやすく、たくさんの種類が出ているので自分好みをチョイスできることにあるようなのですが
その反面あまり効果を感じないながらも惰性で使っていたり、もったいない使い方をしている方がとても多い印象です。
今回はそんなヘアオイルの疑問や不満を解決していきながら、おすすめのヘアオイルをご紹介しますのでぜひご覧ください。
脱・ヘアオイル難民!
ヘアオイルは大きく分けて2種類ある
ヘアオイルを使っている方は、洗い流さないトリートメントとして
- 洗髪後、ドライヤーの前に付ける
- ドライヤーまたはセット後に付ける
と二段使いをしている方がほとんどですが、そもそもこれが間違っているケースがとても多いです。
え!?そうなの!?
でも美容師さんにそう使うように言われたし、裏面にもそう書いてある。。。
間違いではないのですが、もったいない使い方だなあと思ってしまいます。
これが間違った使い方!その使い方ダメ!ゼッタイ!
というわけではありません(笑)
その両方を兼ね備えたヘアオイルも存在するので、その辺はヘアオイルをチョイスしてくれた美容師さんに聞くのが一番の正解。自分では判断しない方が賢明です。
ではどんな違いがあるのか?簡単に分類分けすると
- 蒸発するオイル
- 蒸発しないオイル
の2つに分けることができて、そのヘアオイルがどちらの性質が強いかによって効果的な使い方が分かれます。
裏表示を見ると、たくさんの成分が書かれていると思いますがヘアオイルは大体上から2.3個目まででざっくりした性質が分かれます。
蒸発するオイルと蒸発しないオイル
この二つのヘアオイルを比較するとこんな感じ。
蒸発するオイル | 蒸発しないオイル | |
主成分 | 鉱物油系 | 植物油系 |
性質の違い | トリートメント | スタイリング剤 |
浸透範囲 | 髪の表層付近 | 髪の奥まで浸透 |
目的の違い | 熱からの保護 静電気の抑制 摩擦や絡まり防止 素髪感のまま質感を良くする | 艶感や束間の演出 摩擦や絡まり防止 作った質感を1日キープ |
髪を肌で例えると | 化粧水や乳液など | ファンデーションやチークなど |
使うタイミング | ドライヤー前 | ドライヤー後 |
同じ”オイル”というものなので、どうしても同じものだと思ってしまうのですが、実はそれぞれに特徴や得意分野が全然違うんですね。
これをあべこべに使ってしまうと
- 髪がベタベタで乾かない
- ドライヤーやアイロンで過剰なダメージ
- オイルを付けたのにお昼過ぎにはパサパサ
などの様々な問題が出てきます。
効果が感じない、ならまだしもそれが原因で意図せず髪を傷ませてしまうことも十分に考えられ、美容師目線で言うと『よくある現象』なので注意が必要です。
ケアしてるつもりで逆効果に働いてしまうなんて悲し過ぎる。
使い分けるだけで悩みが解決するかも
ざっくり
- 乾かす前に付けるものがトリートメントオイル(蒸発するオイル)
- 乾かしたあと、アイロン後に付けるのがスタイリングオイル(蒸発しないオイル)
になります。
この2つを使い分けるだけで悩みが解決してしまうかも?
ヘアオイルをちゃんと付けているのに、お昼過ぎにはバサバサでなにも付けていないみたいになってしまいます。
トリートメントオイルは時間が経つと蒸発してしまうため、乾かしたあとはしっかり髪に残ってくれるスタイリングオイルを使いましょう。
ヘアバームという人気のスタイリング剤がありますが、あれは実は固形化したヘアオイルなのでヘアバームでも◎
ヘアオイルをつけると髪が乾くまでに時間がかかってしまいます。
スタイリングオイルだとドライヤーの熱で飛ばないので、トリートメントオイルに切り替えましょう!
ドライヤーの時間が長くなることで髪に熱が溜まってしまい、熱のダメージでバサバサになってしまう可能性もあります。
トリートメントオイルならばかえって何も付けないよりもドライヤー時間が短縮されるプロダクトもあります♪
ダメージさせたくないのでヘアオイルを付けて巻くのですが、なかなかあとが付かなくて時間がかかってしまいます。
アイロン前オイル数多く販売されていますが、ほとんどが髪に悪影響を与えるものが多いので基本的におすすめしていません。
アイロン前にスタイリングオイルを付けてしまうと、なかなか跡が付きにくいのでより高温で当ててしまったり、長時間当ててしまうことになるのでやはりダメージになってしまいます。
ドライヤー前のトリートメントオイルはアイロンからの熱保護作用があるものが多いので、ドライヤー前に付けて、アイロン後にスタイリングオイルをつけるように切り替えましょう!
ヘアオイルを大量に付けないとすぐに広がっちゃうから、オイルの消費量がやばい。
トリートメントオイルを仕上げに使ってしまうと、すぐに蒸発してしまうので大量に付けて無理やり収める方が多いです。
大量につけるとシャンプーですら落ちなくなってしまって、髪にオイルの層が積み重なってしまい百害あって一利なし。美容師から見ても怖い状態です。
スタイリングオイルに切り替えるだけで少ない量で一日しっかりキープしてくれるようになります。
この2つの性質のヘアオイルを使い分けるだけでメリットだらけ。
でもヘアオイルはあくまで補助。美容室でベースを綺麗に整えておかないと、せっかく使い分けているヘアオイルも効果的に機能しないので悪しからず。
おすすめのトリートメントオイル
アルトオイル(トリートメントオイル)
- さらっと軽いのにしっかり保湿
- しっかり保湿するのに付けたほうが乾くのが早い
- ツルツルさらさら成分で、摩擦や絡まり、広がりを軽減
- ドライヤーやアイロンの熱ダメージを軽減
- プルメリアの香りがとても人気
- ヘアオイル苦手の方も絶賛するベタ付きのなさ
- 全国の髪質改善系美容師が採用
ベタつきが全くないのに、カバー力がある優秀オイル。オイル嫌いでも納得のすごいやつ。
おすすめのスタイリングオイル
01ゴールデンオイル
- 髪質改善/天パ・くせ毛専用ホホバオイル
- 純度100%の最高品質
- くせ毛、ダメージ毛でも一日中しっとり
- 奥まで浸透でしっとりなのにベタつかない
- ヘアオイルジプシー解消できます!
これは全人類に使ってほしいマスト&ベストプロダクト!
まとめ
この二つの性質のヘアオイルがあることを念頭に入れて、ヘアオイルをチョイスするだけでもQOLは爆上がりします!
単純に使う商品が1つから2つに増えて、出費が嵩むとかと思いきやそのヘアオイルの特性に合わせて使うことでより少ない量で効果を最大限に引き出すことができるようになるので間違いなくコストも抑えられます。
乾かす前に使うか、乾かした後に使うか、その些細な使い分けができていないとプロからしたら本当に勿体無いと思ってしまう。
しっかり使い分けていきましょう!
まずは自分のヘアオイルがどっちに分類されるかチェックしてみてね。