パラシャンプー、トリートメントで髪がギシギシ、バサバサになりました。
こんにちは!くせ毛マイスターのっちです!
東京表参道(月1で大阪に出張)にて『くせ毛専門美容師』をしています。
下記プロフィールページに
- 主な活動内容
- 発信しているSNS各種
- 東京・大阪でのくせ毛施術の予約方法
- お客様にいただいた口コミ
などの情報がご覧になれます。興味のある方はご覧ください。
「シャンプーを変えただけで髪の毛がバサバサになってしまった」
という経験はありませんか?
この問題、シャンプーが髪に合わなかったという単純な問題ではない可能性が高いんです。
ちょっと深掘りすることで理想の髪に最短ゴールに辿り着くヒントになるかもしれません。
今回はパラシャンプー&トリートメントを使用した際のお問い合わせをいただきましたが、パラシャンプーに限らず、シャンプーやヘアケアを変えた時に起こりうる
あるあるなヘアケア相談ですので、ヘアケアを変えたら髪が大変になっちゃった!という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
こんな相談をいただきました。
パラシャンプー、トリートメントを購入しましたが、1週間使用して様子見ましたが髪がギシギシ、バサバサになりました。
パラシャンプートリーメントでキシツキやパサつきが出る場合は
- これまでのヘアケアが過剰なものだった
- 普段のヘアケアや美容室での施術ダメージがある
- ヘアケアや美容室施術の負の循環によるもの
などの可能性が高く予想されます。
そのバサバサはシャンプーのせいではないかも
大前提として、サロン専売品のシャンプーの品質は高いです。
全部がそうではありませんが、ドラッグストアで売っているシャンプーよりも高い水準を超えているものがほとんどであると断言することができます。
じゃあなぜシャンプーを変えて1週間で髪がバサバサになってしまったのか?
いくつか理由が考えられます。
- 普段のヘアケアや美容室での施術ダメージがあった
- これまでのヘアケアが過剰なものだった
- ヘアケアや美容室施術の負の循環によるもの
などが挙げられます。
もちろん単純にシャンプーが合わないという可能性もゼロではないですが、プロ目線でいうと限りなく低いのそれ前提では建設的な話ができません。
ひとつずつ解説していきます。
①普段のヘアケアや美容室での施術ダメージがあった
一口に言えば元々傷んでいたということ。
そりゃモノを売ってる側はモノのせいにはしないよね。
と思われてしまっても仕方がないという感じではあるのですが、同時に美容師であって、遠隔でのヘアケアのアドバイザーでもあるのでそこを蔑ろにしてしまっては永久に髪を綺麗にするお手伝いはできないんですよね。
パラシャンプートリートメントは
くせ毛や縮毛矯正、熱ダメージのケアに長けた製品ですが、被膜コーティング系で無理やりツヤを出したり、重さで押さえつけたりする成分は入っておらず、保湿感がありつつも、軽い仕上がりになるのが特徴です。
お風呂でのシャンプー、トリートメントでの被膜形成を過剰にやってしまうと弊害もあるため、乾かす前に使うアウトバストリートメントやスタイリング剤などを加えたトータルバランスでヘアケアを考えることが大切です。
髪が一定レベル以上の傷みがある場合は、シャンプートリートメントではカバーしきれないので、アウトバストリートメント、スタイリング剤が必要になる場合が多いです。
怪我の箇所には絆創膏が必要で、怪我のないところには必要ない。すごく単純化してしまえばこれと一緒。
②これまでのヘアケアが過剰なものだった
これまで使っていたシャンプートリートメントが、コッテリ系のものだとよりこういう現象が発生しやすいです。
コッテリ系シャンプーとは、被膜形成成分(有名どころでいうとシリコーン系)がたくさん配合されているもの。
被膜成分過多のシャンプーを別なもので例えるなら、洗顔料やクレンジングオイルなどにファンデーションが入っているようなもの。
安価な洗剤を使いながら質感を良くしたい、となる市販のシャンプーにありがちな配合バランスになります。
使い続けると
- 髪を洗っていないようなオイリーな質感
- いつまでも髪が乾かない
- 根元はべったり、毛先はバサバサの質感に
という特徴が出てきます。
某シャンプーは『ベタニスト』と揶揄されるほどに美容師からは嫌われていて、日常使いされている髪はカラーやパーマなどの薬剤が効かなくなり施術の邪魔になってしまうからです。
めちゃ傷んでる人はシャンプーにもシリコン多少入っていてもいいと思うけど、基本的にシャンプーには必要ない成分。
③ヘアケアや美容室施術の負の循環によるもの
先ほど言ったように、このような処方のヘアケアは美容室の施術の弊害になります。
- 薬剤が浸透しないので単純に時間がかかる
- 強い薬剤を使う必要も出てくるとその分のダメージが加算される
- 思ったような仕上がりにならない
- 正確な髪の状態がわからない(髪質や傷みなど)
例えば
このような状態の髪にくせ毛をストレートヘアにする縮毛矯正をかけたいとなった場合は、癖が伸びない、過剰に傷んだという結果になりやすいということ。
施術前にそれが判断できれば、中性洗剤(洗浄力の強い台所洗剤)を使って、余分な被膜成分を落としてからの施術となったり、
10回洗っても落ちない、落としたら予想以上に傷んだ状態の髪が出てきた、などがあれば施術が出来ないという可能性もあります。
美容師としては、やはり市販シャンプーはおすすめ出来ない。
パラシャンプートリートメントプラス
髪質改善に特化した美容師madeの本格シャンプートリートメント。
くせ毛、縮毛矯正をかけた髪、アイロンの熱で硬くなってしまった髪を想定して作られていて、口コミだけで広まった超実力派シャンプートリートメント。
めちゃくちゃ評判が良くて、リピ買いがとても多い大人気ヘアケアプロダクトです。