美容室のメニュー名・カラーの色名は自由?名前でなく写真で伝えるコツ
「メニュー名を見てもどんな施術か分からない」「インスタで見た色の名前を伝えたのに、違う色になった」
そんな経験はありませんか?
実は、美容室のメニュー名やカラーの色の名前は、基本的に美容室や美容師さんが自由に決めているものです。
だから大切なのは名前ではなく中身で、施術前には内容を聞く、カラーは色の名前ではなく写真をそのまま見せるのが一番伝わります。
こんにちは!
くせ毛専門美容師として40,000人以上のくせ毛さんと向き合ってきた【くせ毛マイスターのっち】(野坂信二)です。
東京表参道をメインに、月に3、4日ほど大阪梅田でくせ毛専門美容師(日本初のくせ毛悩み専門・歴13年以上)として活動し、美容師向け縮毛矯正セミナーの講師や、ヘアケア商品の開発も手がけています。
僕についてもっと詳しく知りたい方は、プロフィールをご覧ください。


インスタで見た色の名前を伝えたのに、思っていた色と全然違った…

「名前」と「中身」は別もの。ここが分かると美容室で迷わなくなります。
美容室のメニュー名は自由に決めていいの?
答えは「基本的には自由」です。
商標が他で取られている、といった話はまた別ですが、美容室のメニュー名に決まった呼び方のルールはありません。
たとえば同じような内容のトリートメントでも、ある美容室では「〇〇トリートメント」、別の美容室では「△△ケア」、また別のところでは「□□エステ」と呼んでいる、ということは普通にあります。
名前は、そのお店がお客さんに伝えたいイメージや、他のお店との違いを出すために付けていることが多いんです。
つまり、メニュー名は「何をするか」の説明ではなく、お店が付けた看板のようなもの。
名前だけを見て中身を判断するのは、ちょっと危ないと僕は思っています。

メニュー名は、お店が付けた看板みたいなものです。
同じメニュー名なのに、美容室によって中身が違うのはなぜ?
名前に決まった定義がないからです。
名前が同じでも、使う薬剤、手順、かける時間、仕上がりの方向は美容室ごとにまったく違うことがあります。
最近の「髪質改善」なんてワードは本当に便利なもので、聞いた感じトリートメントの上位互換的な雰囲気を感じると思います。
大枠でいえばそれで間違いないのですが、なんら変哲もない普通のトリートメントを、流行りにただ乗りして髪質改善と名乗っちゃう、なんてのも普通にあったりします。
詐欺かというとそうでもなくて、そもそも髪質改善というものの定義が非常に曖昧なので、言ったもん勝ち感があるんです。
これは髪質改善に限らず、メニュー名全般に言えることです。
名前と中身のズレが起きやすいのは、たとえばこんなメニューです。
| よく見る名前の例 | 名前から想像しがちなこと | 実際に確かめたいこと |
|---|---|---|
| 髪質改善〇〇 | トリートメントより特別で、髪がずっと扱いやすくなる | 中身はトリートメントなのか、熱や薬剤でくせを伸ばす施術なのか |
| 〇〇ストレート/〇〇矯正 | くせがしっかり伸びる | くせを伸ばす薬剤を使うのか、表面を整える程度なのか |
| 〇〇カラー(お店独自の色名) | 写真やSNSで見たあの色になる | どのくらいの明るさで、どんな色味を足すのか。ブリーチは必要か |
| プレミアム〇〇/スペシャル〇〇 | 通常メニューより効果が高い | 通常メニューと何が違うのか(工程、薬剤、時間) |
どれも「名前が悪い」という話ではありません。
名前だけでは中身が分からない、というだけです。
同じように、サロンでトリートメントをしたのに思ったほど手応えがなかった、という相談についてはサロントリートメントもしましたが、あまり効果を感じられませんでした。でもお答えしています。

髪質改善は特に「言ったもん勝ち」感が強い。だから中身を聞くのが大事です。
インスタで見たカラーの色名は、美容室で通じる?
残念ながら、通じないことが多いです。
SNSで見かけるカラーの色の名前は、その色を作った美容師さんが自分で考えたネーミングであることがほとんどだからです。
たとえばインスタで「シフォングレーアッシュ」(適当に今考えました)という発信を見て、美容室で「シフォングレーアッシュで!」と頼んでも、美容師さんはちんぷんかんぷんです。
その発信をしている美容師さんが勝手に考えた名前だからです。
もちろん「グレー」「アッシュ」と付いていれば、なんとなく予想はできるものが多いけどね。でも予想はあくまで予想。
「アッシュ」ひとつとっても、青みが強いのか、くすみ寄りなのか、明るいのか暗いのかは、美容師さんによって思い浮かべる色が違います。
名前で伝えると、あなたが思っている色と、美容師さんが思っている色が別のものになりやすい。
ここがカラーのすれ違いの一番の原因だと僕は考えています。

色の名前より、写真1枚のほうが100倍伝わります。
美容室でカラーを頼むとき、どう伝えるのが一番いい?
やりたい色を見つけたら、色の名前ではなく画像をそのまま見せるのがよし、です。
写真なら、名前のように人によって受け取り方がズレることが少なくなります。
写真を見せるときは、次のことも一緒にやっておくと、もっと伝わりやすくなります。
- なりたい色の写真を2〜3枚用意する
- 写真のどこが好きかを一言添える(「明るさ」「色味」「透け感」「根元の暗さ」など)
- なりたくない色の写真もあれば見せる(「ここまで赤っぽいのは嫌」など)
- 今の髪の履歴を伝える(最近のカラー、黒染め、ブリーチ、縮毛矯正やパーマをいつしたか)
- 職場や学校のルールなど、明るさに制限があれば先に伝える
もうひとつ知っておいてほしいのが、SNSの写真は照明や加工で、実物より明るく、色味が強く見えていることがあるという点です。
同じ薬剤を使っても、元の髪の明るさや髪の状態で発色は変わります。
写真を見せたうえで「私の髪だとこの写真にどこまで近づけますか?」と聞くと、美容師さんも正直に答えやすくなります。

「なりたくない色」の写真も、実はめちゃくちゃ助かります。
メニュー名で迷ったら、施術前に美容師さんに何を聞けばいい?
メニュー名に関しては、施術前に担当の美容師さんへ内容を聞くべし、です。
聞くことは失礼でも何でもありません。
むしろ、ちゃんと聞いてくれるお客さんの方が、美容師としては仕上がりのイメージを合わせやすいです。
聞いておくと安心なのは、この5つです。
- このメニューでは何をするのか(トリートメントなのか、薬剤でくせを伸ばすのか、など)
- 自分の髪だとどんな仕上がりになりそうか
- どのくらいもつ感覚か(何回か続ける前提のメニューなのか)
- 家ではどう扱えばいいか(乾かし方、ケアで気をつけること)
- 料金にどこまで含まれるか(カットやブローは別か、髪の長さで変わるか)
こうした質問にていねいに答えてくれるかどうかは、美容師さんを選ぶうえでも大事な目安になります。
くせ毛や縮毛矯正の場合は特にそうで、美容師選びの考え方は失敗しない縮毛矯正は美容師選びが一番大切な理由にまとめています。

聞いてくれるお客さんのほうが、美容師もイメージを合わせやすいんです。
くせ毛や縮毛矯正をしている人が、特に気をつけたいことは?
くせ毛の人や、縮毛矯正・パーマをしている人は、メニュー名よりも「今の髪の状態」を先に伝えることが大切です。
同じ「〇〇カラー」でも、縮毛矯正をしている髪と、何もしていない髪とでは、色の入り方も髪への負担のかかり方も変わってきます。
また「〇〇ストレート」のように、くせに効きそうな名前のメニューでも、実際にくせを伸ばす施術かどうかは美容室によって違います。
名前に期待して予約したら、思っていた仕上がりと違った、というすれ違いが起きやすいところです。
縮毛矯正とカラーを両方したい場合の順番や注意点は、縮毛矯正とカラー・ブリーチは同時にできる?順番と注意点を美容師が解説も参考にしてみてください。

くせ毛さんは、メニュー名より先に「今の髪の履歴」を伝えてください。
よくある質問
Q. 予約サイトのメニュー名だけで選んでも大丈夫?
メニュー名だけで判断するのはおすすめしません。名前はお店が自由に付けているので、同じ名前でも中身が違うことがあります。気になるメニューがあれば、予約前のメッセージや来店時のカウンセリングで、何をするのかを確かめてください。
Q. インスタで見た色の名前を言うだけでは伝わらない?
伝わらないことが多いです。SNSの色名は、その色を作った美容師さんが考えた名前であることがほとんどだからです。色の名前ではなく、その写真をそのまま見せるのが一番確実です。
Q. 写真を見せたのに、同じ色にならないのはなぜ?
元の髪の明るさや、これまでのカラー・縮毛矯正の履歴、写真の照明や加工によって、仕上がりは変わるからです。写真を見せたうえで「私の髪だとどこまで近づけるか」を聞いておくと、仕上がりのズレが小さくなります。
Q. メニューの内容を美容師さんに聞くのは失礼じゃない?
まったく失礼ではありません。内容を聞いてくれる方が、美容師もイメージを合わせやすくなります。
まとめ
- 美容室のメニュー名は、基本的にお店が自由に決めている(商標は別)
- 「髪質改善」のように定義があいまいな名前は、言ったもん勝ち感がある
- SNSのカラーの色名は、発信している美容師さんが付けた名前であることが多い
- メニューは施術前に内容を聞く、カラーは写真をそのまま見せる
- くせ毛・縮毛矯正をしている人は、今の髪の状態を先に伝える

名前じゃなくて中身で選ぶ。これだけで、すれ違いはぐっと減ります。
名前に振り回されず、中身で選ぶ。これだけで美容室でのすれ違いはぐっと減らせます。これはマジで言い切れます。
「このメニュー、私の髪だとどうなるの?」「この写真の色、私の髪でもできる?」は、LINEで気軽に聞いてください。写真を送ってもらえれば、くせ毛専門美容師の目線でお答えします。










