縮毛矯正とパーマは両立できる?同時は可能?順番と注意点を美容師が解説
「くせ毛が思うようにまとまらない…」「縮毛矯正で失敗したくない…」
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こんにちは!
くせ毛専門美容師として40,000人のくせ毛と向き合ってきた【くせ毛マイスターのっち】(野坂信二)です。
東京表参道・大阪梅田でくせ毛専門美容師(日本初のくせ毛悩み専門・歴13年以上)として活動し、美容師向け縮毛矯正セミナーの講師や、ヘアケア商品の開発も手がけています。
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縮毛矯正をしていても
- 毛先に動きがほしい
- カールをつけたい
- ワンカールで扱いやすくしたい
そんな理由で「パーマもかけたい」という相談はとても多いです。
しかし、縮毛矯正とパーマは相性が良いとは言えません。
この記事では美容師の立場から、縮毛矯正とパーマが両立できる条件、同時施術の可否、理想の仕上がりにするための考え方を解説します。

縮毛矯正をしながら毛先にパーマ、なんて意外に需要があったりするんだよね。
結論:縮毛矯正とパーマは「両立できるが、かなり条件がシビア」
結論としては
- 両立できるケースはある
- ただし 思っているより難しく、失敗リスクは高い
というのが正直なところです。
縮毛矯正とパーマは
- 片方はまっすぐに固定する施術
- 片方は曲げる施術
という、髪に対して真逆のアプローチを行います。
そのため、髪の状態や履歴によっては理想とする仕上がりにならないこともあります。

一言でいうと「難しい」です。
縮毛矯正とパーマが両立できるケース
① 毛先にパーマを残せる程度に体力が残っている
縮毛矯正をしている髪でも
- ダメージが少ない
- 体力がしっかり残っている
- 一度も毛先に縮毛矯正をかけていない部分がある
こうした条件がそろうと、毛先にパーマをかけられる可能性はあります。

髪の体力が残ってれば可能!
② 毛先は縮毛矯正をしていない(未施術部分がある)
縮毛矯正をしていない部分は、パーマがかかる余力が残っています。
- 根元だけを縮毛矯正をかけて毛先は未処理
- バッサリ切って未処理部分だけにパーマ
などは比較的成功しやすいケースです。

イレギュラーケースだけど、縮毛矯正がかかっている部分でなければパーマは問題なし。
③ ゆるいワンカール・ニュアンス程度でOKな場合
理想が「しっかりカール」だと難しいですが
- 軽く動きがほしい
- 内巻きの丸みだけ作りたい
といった軽めのパーマなら、できることもあります。

ニュアンスが難しいのですが、パーマのデザインによっても髪の負担は変わります。
縮毛矯正とパーマが難しい(またはやめたほうがいい)ケース
① 毛先まで縮毛矯正を繰り返している
毛先に何度も縮毛矯正をしていると
- 体力がほぼ残っていない
- カールがつかない
- チリつき・ビビり毛の大きなリスク
があるため、パーマはほぼ不可能です。

ギリかけれたとしても、自分ではスタイリング不可能。
② ブリーチやハイトーンをしている
ブリーチ毛にパーマはもちろん、ブリーチ毛に縮毛矯正もリスクが高いです。
両方となると
- ほぼ確実に髪が耐えない
- 美容師側も止めるレベル
なので、基本的にNGです。

ブリーチのダメージだけでもパーマは不可能とは言わないけど、難しい場合が多いです。
③ しっかりめのカールやウェーブを求めている
縮毛矯正が入っている髪は、カールの再現性が低くなります。
- コテ巻きのようなカール
- 大きく動くウェーブ
これらは実現が難しいことがほとんどです。

しっかり焼いたお肉を半生に戻して、と言っているような矛盾があります。
縮毛矯正とパーマの順番はどっちが先?
これがとても大事なポイント。
基本ルール
ずばり縮毛矯正 → パーマ
理由は
- 逆だとパーマが伸びる
- カラーと同じく、ストレート工程の影響が大きい
- 毛先に残す部分をコントロールしやすい
ため。
ただし順番を間違えなくても、髪の状態によってはできないケースは多いです。

デザインや現状にも左右されるので、美容師さんと要相談。
どうしても両立したい場合の現実的な選択肢
① カットで動きを出す
パーマが難しい髪でも
カットで軽さや動きを作る方法があります。

まっすぐ過ぎないナチュラルな縮毛矯正が大切。
② コテ巻きを前提にする
縮毛矯正後のストレートに整えられた髪は、コテ巻きがくせ毛の状態からよりも綺麗に巻ける特性があります。
その特性を利用して、コテ巻きのスタイリングに移行するのも方法です。

スタイリングでウェーブを作る方法。
③ 毛先だけ縮毛矯正を避けて伸ばし、後でパーマ
未来の選択肢を残すために
- 毛先はあえて縮毛矯正をしない
- 伸びた部分にパーマをかける
というプランもあります。

質感が馴染まない可能性もあるので、髪質の制約もあります。僕的にはおすすめではない。
まとめ
- 縮毛矯正とパーマは両立はできるが条件が厳しい
- 毛先の状態・体力・履歴でほぼ決まる
- しっかりカールを求めると難しい
- 無理に両方するとダメージのリスクが高い
すべて分かる。縮毛矯正解体新書












