シャンプーの泡立ちを最大限に発揮する方法
こんにちは!くせ毛マイスターのっちです!
東京表参道(月1で大阪に出張)にて『くせ毛専門美容師』をしています。
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美容師さんにシャンプーをしてもらうのってめちゃくちゃ気持ちいいですよね。
その気持ちよさの秘訣の一つに”もっこもこの泡立ち”があります。
僕自身も「めちゃくちゃ泡立ちいいですね。自分じゃそんなに泡立たないんですけど、コツとかってあるんですか?」とよく聞かれるんです。
これ実は本当にコツがあってシャンプーを習いたての頃はこれを習得するのに四苦八苦したっけなぁ。
今回はそのシャンプーの泡立てのコツやその効果をみなさんにお伝えします!
シャンプーの泡立ちが良いメリット
メリットがあればデメリットがあるもんですが、シャンプーの泡立ちに関してはメリットしかないのでぜひ習得してくださいね!
シャンプーの泡立ちが良いとこんなに良いことが…
- シャンプーが少ない量で済む
- 髪の摩擦が減り、髪の負担軽減
- 泡パックでシャンプーの美髪成分を髪に浸透
などなど良いことだらけ。
シャンプーが少ない量で済む
泡立ちを良くすることでより髪全体に行き渡るようになります。
逆にシャンプーの泡立ちが悪いまま使っていると、たくさんのシャンプーを使わないと髪全体に行き渡りません。
これではしっかりと髪が洗えなかったり、シャンプーの減りが早くになってしまうのでコスパがめちゃくちゃ悪い!
せっかく良いシャンプーを使っていてももったいない!
髪の摩擦が減り。髪の負担軽減
髪が濡れている状態というのは、髪の化学的な結合が一つ外れていてとてもデリケートの状態。
乾いている時と比べてとても傷みやすい状態になっているので、全然泡だたない状態で髪や頭皮がガシガシ洗ってしまうのは髪に多大な負担になってしまいます。
様々なメディアで”顔を洗う時はこすらず泡で包み込んで。”とよく目にしますよね。
シャンプーも同じことが言えて、基本的にゴシゴシと洗うから汚れが取れるわけではなく、シャンプーの化学反応で油汚れを浮かして水洗で流すことで洗うのです。
なのでゴシゴシすることは実は髪や頭皮に負担になってしまうだけで必要のないことなんですよね。
しっかりと泡立てをして泡で包み込んで、頭皮を揉むようにして洗うことが髪や頭皮に負担の少ない正しい洗い方と言えます。
もこもこ泡でシャンプーすると”音”が全然違う!美容室のアレを目指してみよう!
泡パックでシャンプーの美髪成分が髪に浸透
実は、サロン専売品のシャンプーほど”洗うだけじゃない美髪成分”がしっかりと配合されているんです。
しっかり泡立てた状態で1、2分ほど泡パックをすることでそれらの美髪成分が髪に浸透して、すぐに流してしまうよりもうるツヤ髪になれる仕様のものが多いです。
そしてセットになっているコンディショナーやトリートメントがしっかりと髪に吸着する土台を作ってくれるので、その相乗効果も相まっていつもと同じシャンプーなのに1ランク上の仕上がりになるはずですよ♪
ショートヘアやメンズであればシャンプーだけでOK!みたいな感じにもなるかも。
シャンプーの泡立ちを最大限に発揮する方法
シャンプーの泡立ちをよくする方法は以下の4つ
- シャンプー前にブラッシングをする
- シャンプー前の予洗いをしっかりする
- シャンプーを手のひらで軽く泡立てる
- 程よく水気を切った髪に空気を含ませながら
①シャンプー前にブラッシングをする
シャンプー前にタングルティーザーなどの髪が引っかかりにくいブラシで頭皮から毛先まで全体にブラッシングをしましょう!
ブラッシングすることで、髪に付着した埃や汚れ、頭皮の古くなった髪質をシャンプー時に浮きやすくする効果があります。加えて頭皮付近の皮脂を中間毛先へ移動させることで泡立ちをよくする効果があります。
髪の絡まりなどを事前に取っておくことでシャンプー時にも引っかかりを軽減することができるのでシャンプーしやすくなるという点においても泡立たせやすくなります。
ブラッシングは頭皮の血流を良くする効果もあるので、髪・頭皮にも良い効果があります♪
②シャンプー前の予洗いをしっかりする
35から37度ほどのぬるま湯で5分ほど。「少し長いかな?」というくらいしっかりとゆすいでいきましょう!
この予洗いで7〜8割の汚れを落とすようなイメージで予洗いをしていきましょう。
シャンプーをつけた時点で皮脂や油汚れ、トリートメントなどがしっかり残っている状態だとシャンプーと中和されてしまい泡立ちが悪くなってしまいます。
この5分の一手間をかけることでシャンプーの泡立ちは格段にアップします!
アブラが残っているうちは泡立ちは悪い。食器洗いや手を洗うときにこの感覚に気づいているはず。
③シャンプーを手のひらで軽く泡立てる
シャンプーを手に取ったらそのまま髪に乗せずに、手のひらで軽く泡立てから髪に乗せていきましょう!
手のひらで泡のタネをつくり、頭に乗せてそのタネをどんどん大きくするイメージで。
そのまま頭に乗せる人多いみたいです。
④程よく水気を切った髪に空気を含ませながら
水気は残しすぎても、切りすぎてもダメ!軽く絞ってちょっとしたたるかな〜くらいがちょうど良い。(アバウト)
残しすぎるとシャバシャバな泡になりどんどん下に流れてしまい、切りすぎると固く広がらない泡になってしまいます。
切りすぎた場合はお湯を少し足すと、柔らかくもこもこの泡になります。ベストな水分気は回数を重ねて覚えるようにしましょう。
泡立ては手を大きく動かして空気を含ませるように。頭皮を掻くように細かく動かしてもモコモコの泡は育ちません。
はじめのうちは大袈裟なくらいに大きく動かした方が良きかと!
シャンプーの泡立ちを悪くする原因
上記のようなことをやっていてもシャンプーの泡立ちがあんまり…という方は、知らず知らずにシャンプーの泡立ちを悪くしている何かをしてしまっている可能性があります。
シャンプーの泡立ちをよくするための方法よりも、悪くしてしまう原因を取り除いた方が効果的な場合もあるのでしっかりチェックしていきましょう!
シャンプーの泡立ちを悪くしてしまう考えられる原因は以下
- そもそもシャンプーの使う量が少ない
- 泡立ちもしくは洗浄力が弱すぎるシャンプーを使っている
- アウトバストリートメントを適量以上につけている
①そもそもシャンプーの使う量が少ない
シンプルな話、使う量が少ないと泡立ちは悪くなってしまいます。
使うシャンプーの目安は
ショート | 100円玉ほど |
ミディアム | 500円玉ほど |
ロング | 500玉1〜2個分 |
ただ長さだけではなく、髪の量やダメージ状態、使うシャンプーによっても変化するのであくまで目安として捉えてください。
しっかり泡立てした方が、そのシャンプーの特性も活きてくるので量をケチるのはむしろコスパが悪いかも。
②泡立ちもしくは洗浄力の弱すぎるシャンプーを使っている
まず『泡立ちが良い=洗浄力が強い』というわけではありません。
シャンプーによっても泡立ちが良いもの、あまり良くないものもあり、そのシャンプーのコンセプトやターゲット層なども含めてシャンプーの成分を調整しているのでさまざまな個性があります。
そもそもが全く泡だたないタイプのクリームシャンプーというものもあります。
他の要因を潰してもなお泡立ちが悪いという場合は、シャンプー自体が泡だたない設計のものか、自分に髪の状況に合っていない可能性もあるのでシャンプーを変えるのも一案。
サロン専売品シャンプーは特にめちゃくちゃピンポイントに使って欲しい人に向けて作っていたりします。
③ヘアオイルを適量以上つけている
ヘアオイルやスタイリング剤を必要以上に付けているとシャンプーが全然泡だたないこともあります。
実際にサロンワークで3回以上シャンプーしてやっと少し泡立つようになってきたという方にも結構遭遇するほど髪につけすぎているということがよくあります。
ベタベタにヘアオイルをつけないと髪が収まらないという方は、その状態をまず解決する必要があるので美容師さんに相談するようにしましょう。
この状態はさまざまな負の連鎖反応を起こすので、思っているよりもマズい状況。美容師さんに要相談!
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