縮毛矯正してもチリつく理由|考えられる原因と注意すべきポイント
「くせ毛が思うようにまとまらない…」「縮毛矯正で失敗したくない…」
そんなお悩みありませんか?
こんにちは!
くせ毛専門美容師として40,000人のくせ毛と向き合ってきた【くせ毛マイスターのっち】(野坂信二)です。
東京表参道・大阪梅田でくせ毛専門美容師(日本初のくせ毛悩み専門・歴13年以上)として活動し、美容師向け縮毛矯正セミナーの講師や、ヘアケア商品の開発も手がけています。
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「縮毛矯正したはずなのに、毛先がチリつく…」
「仕上がりがパサパサして広がる」
そんな悩みを抱えてこのページに来た方も多いと思います。
縮毛矯正後のチリつきは、失敗に近い状態とそうでない状態があり、原因を見極めることがとても重要です。
この記事では美容師の視点から、縮毛矯正後にチリつく主な理由を整理し、知っておくべき注意点をまとめます。

髪を綺麗に、ストレートにしたはずなのになぜ?と思いますよね。それには原因があります。
結論:チリつきは「髪の体力」と「過程の判断」によって起きる
縮毛矯正後のチリつきは
- 髪の体力不足
- 薬剤設定や工程のミスマッチ
- 仕上がりの期待値との違い
この3つが重なったときに起こりやすいです。
「縮毛矯正=絶対きれいになる」ではなく、髪の状態によっては負担が大きすぎるケースもあるという前提が大切です。

多くの場合は、美容師の事前のカウンセリングで判断、リスクを回避することが可能な場合が多いです。
縮毛矯正後にチリつく主な原因
① 髪のダメージが限界を超えていた
縮毛矯正は薬剤と熱を使う施術です。
そのため
- ブリーチ
- ハイトーンカラー
- 繰り返しの縮毛矯正
- 日常のアイロンダメージ
こうした負担が蓄積していると、髪が縮毛矯正に耐えられず、チリつき・ビビり毛が起こることがあります。

髪の蓄積ダメージが多いければ多いほど、ストライクゾーンが狭くなり薬剤コントロールがシビアになります。
② 薬剤の強さが髪質に合っていなかった
薬剤が強すぎると
- 内部構造が壊れる
- 不自然な硬さが出る
- 毛先がチリチリになる
などのトラブルが起きやすくなります。
逆に弱すぎても伸びきらず、仕上がりがパサついて見えるケースがあります。
これは縮毛矯正で最も多い失敗要因の1つです。

癖、髪質、ダメージ、さまざまな要因から薬剤を選定する必要があります。
③ アイロン操作の問題(熱・圧のかけすぎ)
アイロンの扱いが適切でないと
- 折れ
- チリつき
- 表面のザラつき
などが起こります。
特に多いのが
- 温度が高すぎる
- 同じ部分を何度も通す
- 強く引っ張りすぎる
といった操作。
髪は熱に強いように見えて、実はかなり繊細です。

薬剤に囚われ、アイロンワークは軽視されがちですが、クオリティを大きく左右する技術力が試される重要な要素。
④ 毛先に毎回縮毛矯正をしている
縮毛矯正は「根元のくせを伸ばす施術」。
毛先は一度伸ばせば半永久的にストレートなので、毎回薬剤をつける必要はありません。
毛先まで毎回施術するとダメージが蓄積し、チリつきの原因になります。

ケースバイケースなので、既矯正部に縮毛矯正をかけること自体が完全にNGということではないです。
⑤ そもそも“完璧に伸ばせない髪質・状態”だった
縮毛矯正では
- ダメージしやすい髪質
- 細毛・軟毛
- エイジング毛
- ブリーチ歴ありの髪
これらはリスクが高く、対応に限界がある場合もあります。
無理に伸ばそうとすると、かえって状態を悪化させます。

髪の状態によっては”今回だけではなく、年単位の長期的な目線”が必要な場合も多いです。
チリつき=必ずしも「技術の失敗」ではない理由
もちろん施術上のミスで起きるケースもありますが、すべてが美容師側の失敗とは限りません。
- 髪の履歴が正確に伝わっていなかった
- 髪の体力が予想以上に弱かった
- デザインの優先度と安全のバランス
こうした“前提条件”でも大きく変わります。
大事なのは、今のチリつきが「原因どこか?」を正しく知ることです。

それも含めて美容師側の責任ではありますが、初見の場合は完全な施術は難しい場合もあります。
縮毛矯正後にチリついたときの考え方
チリつきが確認できたら、まずは次の点を冷静にチェックしましょう。
- どの部分がチリついているか(毛先?中間?根元?)
- いつから気になったか
- 施術前の髪の状態はどうだったか
これらを整理することで、「直せるのか?」「時間が必要か?」が判断できます。

まずは上記の3つの項目を美容師さんに伝えてみて。
すぐに自分で直そうとしない
チリつきが気になるからといって
- 高温アイロンで押さえつける
- 自宅でトリートメントを大量につける
- 次の日すぐ縮毛矯正をやり直す
こうした行動は状態を悪化させることが多いので注意が必要です。

場合によっては、縮毛矯正や縮毛矯正の失敗に詳しい美容師さんへの相談や施術が必要かもしれません。
まとめ
- 縮毛矯正後のチリつきには明確な原因がある
- ダメージ・薬剤設定・アイロン・履歴が深く関係する
- 技術だけでなく「髪の限界」が理由になることもある
- 無理に直そうとせず、原因を見極めることが大切

まずはそうならないようにするのが一番大切。
すべて分かる。縮毛矯正解体新書












