失敗しない縮毛矯正は美容師選びが一番大切な理由
こんにちは!くせ毛マイスターのっちです!
東京表参道(月1で大阪に出張)にて『くせ毛専門美容師』をしています。
下記プロフィールページに
- 主な活動内容
- 発信しているSNS各種
- 東京・大阪でのくせ毛施術の予約方法
- お客様にいただいた口コミ
などの情報がご覧になれます。興味のある方はご覧ください。
縮毛矯正とは、くせ毛を半永久的にストレートに出来る施術で、くせ毛の方がサラサラストレートヘアにするためには絶対に必要な施術といえます。
くせ毛を活かしたい、弱めたいというニュアンスであれば、カット、パーマ、スタイリングなどの分野になりますが、サラサラストレートであればやはり縮毛矯正。
最近は
- 髪質改善
- 酸性ストレート
- 酸熱トリートメント
など、いろいろなメニュー名の施術があり、消費者にとってはどれがどうなのかさっぱりわからんという混乱の原因にもなっています。
それは後述させていただきますので一旦置いておいて、くせ毛をストレートにするには縮毛矯正一択!これを念頭に置いておくことをお勧めします。
そして、この縮毛矯正という施術の一番大切なことは施術をしてもらう美容師さん選びとなります。
むしろ美容師さん選びが成功すればもう何も心配しなくていいです。
くせ毛をサラサラストレートにしたい。
公式LINEで毎日いろんな髪の相談を受けます。
その中でも多いのが
くせ毛なのですが、良いシャンプーありますか?
というもの。
くせ毛のうねりや広がり、パサつきなどでシャンプーを探している方々からのご相談なのですが、結構これってパーンッと一言で解決できることではないんです。
〇〇シャンプーがお勧めですよ!
と回答することはほぼなく
- どんなくせ毛でどうなりたいのか?
- 今はどんなシャンプーを使ってて、どんな不満がある?
- 美容室での施術履歴は?
- 今は縮毛矯正はかけている?
など、いろんな質問をします。
なぜか?それはくせ毛の悩みをシャンプーだけで解決することはほぼ不可能だから。
僕はくせ毛専門美容師でたくさんのくせ毛の方の相談に乗り、施術をしてきましたがシャンプーのみで解決出来る人はおそらくゼロでした。
それよりも優先度が高い項目があり、それらが成されていないままシャンプーを変えても穴の空いたバケツに水を注ぐようなものでなかなか改善に結びつくことはありません。
そしてくせ毛をサラサラにするための最も優先度の高い項目は、縮毛矯正をかけることとなります。
シャンプーやトリートメントなどでも多少の改善は見込めますが、縮毛矯正を定期的にかけることが最も効果的かつコスパの高い方法です。
シャンプーでくせ毛を直す?不可能です。
類似メニューには注意して!
髪質改善や酸熱トリートメントなど、素人だと縮毛矯正と判別が付きにくいメニューも存在します。
だってインスタグラムでこういう投稿は、くせ毛の人がサラサラストレートに変身していたりするからね。
美容室のメニュー名は定義づけれていないものが多く、メニュー名だけでは美容師ですら判断出来ないのが現状なので施術前に美容師さんに絶対に確認するように!
確定ではないけど、こんな感じだよーというのを説明していくのでなんとなく参考にしてみてください。
髪質改善(かみしつかいぜん)
これは縮毛矯正もトリートメントも含めた髪を綺麗にするメニュー全般として使われていることが多いです。
最近だと縮毛矯正の場合は髪質改善縮毛矯正、髪質改善ストレートなどと表記している傾向にあります。
髪質改善は、メニュー名だけでは美容師目線でも何をしているか判別は不可能。
美容室ないし、美容師さん一人一人まったく別のことをやっていると思った方が良いレベルです。
以前、美容室でやった髪質改善が良かったからといって、別な美容室で髪質改善をオーダーしても同じ結果には絶対にならないと思ってください。
誰にやってもらうか、マジでこれが一番大切。
酸熱(さんねつ)トリートメント
これはトリートメントです。くせ毛には効果ないと判断してOKです。
あくまで髪のダメージを対象とするものになるので、くせ毛をストレートにする効果はありません。
たまに酸熱トリートメントでも「ダメージゼロでくせ毛をストレートにします!」という表現を見かけたりもしますが、これは縮毛矯正剤とミックスさせていたりなので縮毛矯正と判断していいでしょう。
ただ、縮毛矯正ではなく、トリートメントの範疇での施術になるので通常の縮毛矯正よりも持ちが悪い、クセが伸びないなどのデメリットが出ることがほとんどです。
とても弱いくせ毛であればこれでも効果的に働く場合もありますが、癖が強い方には不向きと言えます。
酸熱トリートメントも使う薬剤や行程なども美容室によって異なります。
トリートメントというメニューでありながら髪を逆に傷めてしまったりなどの側面を持つのが酸熱トリートメントなので注意が必要です。(この記事では詳細省きます)
効果が高いからこそ副作用もある。美容師さんの技術力なしでは出来ないトリートメントです。
酸性ストレート(縮毛矯正)
縮毛矯正となります。
- 酸性だから髪に優しい
- 髪が傷まない
- 自然なストレートに
というような「酸性だから〇〇」というような表現をよく見かけますが、これは縮毛矯正をしっかり勉強している美容師さんならまずしない表現です。
縮毛矯正で使う薬剤はざっくり分けて酸性、中性、アルカリ性に分けられますが
これらは髪の状態に合わせて技術者が使い分けるものであって、その薬剤そのものに傷む傷まない、良い悪いなどの優劣がありません。
「酸性、自然由来、最高級など〇〇な薬剤を使っています。」というのは仕上がりには全く影響はなくほぼ美容師さんの技術力に委ねられます。
むしろ薬剤のことしか語らないのは地雷とも判断出来ます。
プロ目線でも縮毛矯正という技術は難しい。
縮毛矯正という施術は、プロの美容師さんから見てもとても難易度が高い施術となっており、美容師さんによって技術差がとても大きい施術になります。
なぜ?と言われると
- 単純に難しい
- 習得項目がとても多い
- 伸びない、ビビり毛といった失敗がある
- 高い技術力を教育できる先輩が自店にいない
- 施術する機会が少ない
などの要因があります。
僕自身は、縮毛矯正を美容師さんに教える先生としてたくさんの美容師さんに縮毛矯正技術を教えている身分でもありますが、やはり「縮毛矯正は技術だ。」と日々痛感しています。
良い(とされる)薬剤を使っているやら美容師歴が長いやら、毛ほどの役にも立ちません。
自分よりも長く美容師をやっていたり、、スタッフをたくさん抱えるオーナーさんであったり、フォロワーがたくさんいるインフルエンサーだったり。
同じ薬剤を使っていてもそこに技術がなかったれ天と地ほどの差が出てしまうのが縮毛矯正という技術です。
そして縮毛矯正にはクセが伸びない、ビビり毛といった失敗事例も多く付き纏ってきてしまいます。
これまでも感じていたけど、縮毛矯正の先生をやるようになってより痛感しました。
縮毛矯正の失敗のリスク
縮毛矯正の施術には大きく分けて2つの失敗があります。
- クセが伸びなかった
- ビビり毛になってしまった
クセが伸びなかった失敗はもう一度掛け直すことが出来る失敗ですが、ビビり毛は挽回不可能な失敗となります。
ビビり毛とは、過度に損傷した状態でトリートメントなどをしても修復不可能な状態を指します。
一度ビビり毛になってしまうと、元のような状態に戻すには年単位の時間を要するため絶対に避けたい状態。
縮毛矯正は、技術者によって一回の施術でそのビビり毛を出してしまうほど髪に強い負担がかかる施術です。
この薬剤を使ったから、この手法なら、ビビり毛にならないという確約がされるものでは決してないからこそ美容師さん選びが綺麗なストレートする上で一番大切なんです。
美容師だから言っているわけじゃないけど、内情を全て知っている美容師だからこそ言えることです。
クセが伸びていない時の対処法
縮毛矯正をかけてそんなに期間が経っていないのにも関わらず、うねりが出てきてしまったという時は縮毛矯正がしっかりとかかっていないという可能性があります。
原因としては大きく分けて二つで
- 薬剤の効きが甘かった
- アイロンでの熱入れが甘かった
かのいずれかのパターンが考えられます。イレギュラーとしては、髪の状態的に(欠ける前から過度に傷んでいるなど)難しい場合も考えられます。
僕がこのような場面では、クセが残るかもしれない、傷みが出るかもしれないなどの考えられるリスクとその原因、どこに落とし所を持っていくかを施術前のカウンセリングの段階で必ず伝えます。
終わった後に「髪が傷んでたから」などを言われてもただの言い訳にしかならないし、何より信頼関係を結べないのできちっとありのままを伝えています。
話が少しずれましたが、クセが伸びていない時の対処法は一つ。再度縮毛矯正を掛け直すことのみになります。
同じ担当者にお願いする分には『お直し』扱いになるので、基本的に無料で施術してくれるはずなので、伸びの悪さを感じたら一度担当美容師さんに相談するようにしましょう!
ダメージ状況によっては、掛け直しできるできない、期間をどれくらい空けてからなどの提案があるはずです。
基本的には薬剤や色々な施術の処理法によってまちまちではありますが、一週間もあければ期間的には再施術が可能かと思われます。
その諸々も個人やこのページなどのネットの情報だけで判断せずに必ず担当の美容師さんの相談して今後の方針を決めていくようにしてください。
稀に、責任転嫁というかなんというか。自分の非を認めずに心無い対応をされたという話を耳にすることがあります。
担当美容師さんの対応に不満や不安を感じたらセカンドオピニオンとして公式LINEまでメッセージをください!
基本的には嫌な顔せずに誠実に対応してくれるはずです。
ビビり毛になってしまった時の対処法
ビビリ毛とは、プロでなければ、いやプロであっても『これがビビリ毛である』と判断することは難しい髪の状態です。
簡単にいうと、髪が過度な損傷によってチリチリ・ジリジリとした質感に変形してしまうこと。髪を濡らすとビヨーンとゴムのように伸びて櫛を通すことも難しい状態のことを指します。
乾いたらジリジリ、濡れるとビヨーン。これが超簡単なビビり毛判断基準。
ビビり毛にも種類と程度があり、薬剤が原因なのか、熱が原因なのか、どちらもなのか、その割合は?程度は?など状態によって異なる対処法をする必要があります。
ですが、9割はカットしてなくすというのが最善策。
それほど修復(?)は難解でリスクもある。トリートメントで延命するにしても日々のお手入れがかなり大変で、その度にビビリ毛になってしまった現実を直視しなきゃいけないので正直かなり気が滅入ってしまうかと。
美容師的には絶対に切ったほうがいいと断言したくなります。
これに関してもまずは担当美容師さんに相談しましょう。
僕自身も以前はビビり直しというビビリ毛への施術をしていたので、アドバイスは可能です。ただ今僕は一周回ってカットができるのであればカットすることを推奨しています。
ビビリ毛との付き合い方は難しい。カットできるならカットしましょう。
「近所だから」で美容師さんを選ばないで
縮毛矯正という技術は、ただ経験を積めば上手くなるというものではなく、より専門的な勉強をする必要があります。
最近は特化、専門として美容師さんも増えてきて、縮毛矯正が得意な美容師さんは「縮毛矯正得意ですよー!」と名乗りをあげているのでそんな美容師さんに施術をお願いするのが無難な選択肢となります。
ただ、そういう発信をしているから絶対に上手だとは限らないし、そういう発信を全くしたいないのにめっちゃ縮毛矯正が上手という美容師さんがいるという例外ももちろんあります。
ただ闇雲に近所の美容室を練り歩くよりも自分にぴったりな美容師さんに巡り会う確率はグンと上がるはずです^^
口コミ数がたくさんあったり、SNSを定期的に更新してくれてると安心感ありますよね。
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